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ウレタン吹付けの現場_岡谷市S様邸
こちらは、先日建て方を終えたばかりの岡谷市の現場。
建て方のあと、サッシの取り付けが終わったらウレタン断熱材を現場で吹付けます。
建て方のと岩村建設では、壁の中の断熱材にウレタンの現場吹付けを標準採用しています。
なぜウレタン吹付けなのか、今回はその特徴と理由をお話したいと思います。
断熱材の隙間が気になる
通常、板状の断熱材(ネオマフォームなど)や袋状の断熱材(グラスウールなど)は、どうしても細かいところの施工が難しく隙間ができてしまいます。
そのためスプレー缶のウレタンを吹き付けて細かい隙間を埋めるのですが、完全に埋めることができているか個人的にはどうしても気になってしまいます。
断熱材に隙間があるとどうなるか。
隙間から冷気が伝わってきて壁の中で結露する可能性がでてきます。
そのため隙間を埋めるのは、ただ冷気を止めるだけでなく壁体内結露を防ぐ大切な工程といえます。
隙間を埋めるウレタン吹付け
ウレタン吹付けのいいところは、何と言っても隙間なく断熱できるところ。
壁体内結露を防ぐことができ、また気密性も確保することができます。
構造の金物も断熱材で覆う
木造住宅では、組み上げた柱や梁が地震などで抜けないようにするために、金物を使って固定します。
構造上とても大切な金物ですが、その金物が熱橋(ヒートブリッジ、コールドブリッジ)と呼ばれる冷気や熱の通り道になってしまいます。
その金物も、ウレタン吹付けにかかればご覧の通り(下の画像)。
完全に断熱材で覆うので、冷気の通り道を遮断することができます。
このような利点の多いウレタン断熱材ですが、一つ欠点を上げるとすれば、火に弱いことですね。
防火や耐火の家にするためには、この弱点を克服するために工夫が必要になります。
でもこの弱点さえ克服できればとても良い断熱材だと思います。
もっと詳しく聞きたい方は、ぜひショールームにお越しください!(最後は宣伝)