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Posted. 2025.01.20

気密測定結果C値0.19!高気密住宅のこだわり_原村N様邸

気密測定

気密測定とは?高気密住宅に欠かせないポイントとC値の解説

高気密住宅を目指すうえで欠かせない「気密測定」。この記事では、気密測定の基本から気密性能を示すC値、高気密住宅を実現するためのポイントまで詳しく解説します。

気密測定とは?

気密測定とは、住宅にどれだけ隙間があるかを調べる検査のことです。計画的な開口部(例:キッチンの換気扇)を除いた隙間を測定し、その住宅の気密性能を数値化します。

特に寒冷地では、気密性が高い住宅が結露防止や省エネ、快適性の向上に直結します。
そのため、気密測定は省エネ住宅を実現するために重要なプロセスといえます。

気密性能を表すC値とは

気密性能は「C値」という数値で表されます。C値は、住宅全体の隙間面積(㎠)を延床面積(㎡)で割った値で、数値が小さいほど隙間が少なく、高気密であることを意味します。

C値の具体例

  • C値=1.0の場合:延床面積1㎡あたり1㎠の隙間がある
    30坪(約99㎡)の住宅では、家全体で約99㎠(10cm×10cm程度)の隙間になります。
  • 一般的な基準:C値が1.0を下回れば高気密とされます。

実際には、C値=0.5を切ることは非常に難しいとされています。

C値の求め方

C値は、住宅全体の隙間面積を延床面積で割ることで求められます。計算式は以下の通りです。 

C値(㎠/㎡)=隙間面積(㎠)÷延床面積(㎡) 

実際の気密測定結果

そして先日、弊社で行った気密測定の結果は…

速報値でC値=0.19

C値=0.5を切ることがほとんどない中、この数値は非常に高気密であることを示しています。

過去の測定実績

岩村建設では、気密測定を年に1~2回実施しており、過去の結果でも概ねC値=0.2前後を記録しています。これは、寒冷地での施工において性能を重視した結果といえます。

私達は、寒冷地の工務店ということもあり性能には特にこだわっています。
気密性能は施工の丁寧さで差が出るので、設計上の数値だけでなく、現場での施工技術も大切にしています。
今後も丁寧で間違いのない施工を心がけていきたいと思います。

このような数値を出すことができるのは、ひとえに職人さんたちの頑張りによるものです。
いい職人さんに恵まれて岩村建設は成り立っているんだと、あらためて感謝ですね。

高気密住宅を実現するポイント:サッシ選び

高気密住宅を作るうえで、サッシの選び方は非常に重要です。以下にポイントをまとめました。

  1. 引違い窓は避ける
    昔ながらの引違い窓は隙間が多く、高気密住宅には不向きです。
  2. 縦すべり窓やFIX窓を活用
    縦すべり窓(開き窓)やFIX窓(開閉しない窓)は隙間が少なく、高気密に適しています。
    今回の現場では、引違い窓は掃き出し窓の2か所のみで、その他は縦すべり窓とFIX窓を採用しました。

岩村建設のこだわり

気密性能は、設計だけでなく施工の丁寧さによっても大きく影響を受けます。岩村建設では、職人の技術力と施工品質を重視し、性能を追求しています。これからも高い施工技術を維持し、お客様に快適な住宅を提供していきます。

まとめ

気密測定は、高気密住宅を実現するうえで欠かせない検査です。特に寒冷地での住宅性能向上には、C値を意識した設計と施工が重要です。サッシ選びや施工の丁寧さにこだわり、快適で省エネな住まいを目指しましょう。

気密測定や高気密住宅についてのご相談は、岩村建設までお気軽にお問い合わせください!

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