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ロングライフデザインを考える

ロングライフデザインの定義
ロングライフデザインとは、人々の暮らしの中で長く使い続けられているデザインのことを指します。長年にわたり人々の支持を受けて活躍し続けるデザインとして評価され、1980年にグッドデザイン・ロングライフデザイン賞が開始されたことで概念として確立されました。
近年、大量生産、大量消費の時代からモノを大切にする「持続可能社会」の時代への転換が進む中で、リサイクル、リユース、リフォーム、といった「長く作られ・使われ・愛され続けているもの」の価値が再評価されるようになっています。
「新しいもの=いいもの」から「長く使えるもの=いいもの」という価値観へ、社会全体がシフトしてきたと言えます。
そういった流れのなかで、長く使えるモノづくりというのが、しだいに評価され、「ロングライフデザイン」という概念が生まれ、一般的な言葉として使われるようになってきたと思います。
住宅におけるロングライフデザインの重要性
住宅は大変高価で、殆どの方は一生に一回建てて、一生住まい続けるものだと思います。
それが、20年30年で建て替えないといけないとなったらどうでしょう?経済的負担は自身だけでなく次世代にまで及びます。
だからこそ、住宅には長期間にわたって価値を保ち続けるロングライフデザインの考え方が必要不可欠です。
住宅のロングライフデザインの要素
では住宅におけるロングライフデザインとは具体的にどういったことなのか、私なりに住宅について考えたものをまとめました。
耐久性

・耐久性:風雨や紫外線による劣化への抵抗力があること。
・メンテナンス性:空調設備など消耗品の交換や修理がしやすいこと。また外壁などの劣化に対しても修繕しやすいこと。
機能的な柔軟性

・実用性:今だけでなく、その時その時にあった暮らし方に対応できること。
・可変性:家族構成や住まい方、使い方の変化に対応できるリフォーム対応ができること。
持続的な価値


・デザイン性:経年変化があっても陳腐化せず、見た目の価値が下がらないこと。
・環境配慮:持続可能な素材の使用。アスベストやCO2の排出に配慮していて環境にやさしいこと。
岩村建設のロングライフデザインの取り組み
弊社では、お施主様に「素晴らしい日々」を提供することを理念にしています。
住まい手が何世代にも渡って、いつまでも快適に暮らせるためには、維持していくための適切なアフターメンテナンスはもちろん、設計段階からのロングライフデザインの考え方は必須です。
弊社の理念を実現するために、これからもロングライフデザインの考えを取り入れた住まいづくりに挑戦し続けてまいります。