• 住宅性能について
Posted. 2024.04.26

家のすき間を表すC値とは

住宅の性能を表す数値に、C値というものがあります。

これは建物にすき間がどのくらいあるかを表す数値で、床面積1㎡あたり1cm²の隙間があるとC値=1.0となります。すき間が0.5cm²の場合はC値=0.5となるので、すき間がなくて高気密であるほど数値が小さくなってきます。

つまりC値が小さいほど高気密住宅となるわけです。

この高気密住宅を実現するには2つポイントがあって、1つは設計段階ですき間のないように設計することです。建物にはあちこちにすき間ができそうな場所があるため、その場所を確実に塞いでいく設計でなければ高気密は実現しません。

もう1つは施工技術になります。

設計上は高気密でも施工が粗いとすき間ができてしまいます。いかに丁寧に施工するかで気密性が違ってくるので、職人さんの腕というのが大切になってきます。

ちなみに高気密住宅の基準というのは国が定めたものがありません。そのため世間で言われている一般的な話になりますが、C値=1.0を切ると高気密住宅と呼んでいるようです。

弊社では、ここ1~2年で数物件調査しましたところ、概ねC値=0.20となっています(ドヤ)。

外気との温度差が大きい地域では断熱性能だけでなく気密性能も大切になりますので、建物の性能を評価する際には、C値も気にしてみてください。

以上C値のお話でした。

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