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職場で出会ったお二人は、子育て中の今も共働き生活。
お二人揃ってフルタイム勤務のため、家事もあうんの呼吸で協力して担っています。
細かいルールは決めず、お互い「できる人が、できることをやっています」と
のんびりにこやかに話されますが、いえいえ、なかなかできないことです。
新居という新しい暮らしのうつわを得た今のライフスタイルや毎日のことをお聞きしました。
岩村建設担当:宮澤
[家族構成]
30代後夫婦、女の子(1歳半)、男の子(生後1ヶ月)
[おうち情報]
木造2階建て
敷地面積 283.25㎡(85.68坪)
延床面積 113.46㎡(34.32坪)
建築条件付き分譲地
インタビュー・撮影:RSH編集部
ご主人
「結婚後、一年ぐらいアパートに住んでいました。
職場に近いところに家を建てたいと思って探していたんですが、
なかなか“これ!”という売地が見つかりませんでした。
そんなとき、岩村建設さんの不動産フェアでこの土地に出会いました。
職場の取引銀行の担当の方と雑談していたら家づくりや住宅ローンの話になって、
“うちでも住宅ローン扱っていますよ。”
“今度、岩村建設さんがイベントやるそうです”と、
チラシを置いていってくれたので行ってみたんです。」
不動産フェアで出会ったのは、岩村建設が建設条件付きで分譲していた土地の最後の1区画でした。
ご主人
「最初は家族を連れないで1人で見に来てみました。
職場からほどよく近い。保育園も小学校も近い。
便利な場所だけど静かで落ち着いている。
あ、これはいいなと思って家族を連れてきました。」
もちろん奥様や実家のご家族も賛成し、不動産フェアで出会った担当宮澤さんと家づくりが始まりました。
ご主人
「“広くしてください”、とお願いしました。」
そのリクエストどおり、リビングはとてもゆったりと感じます。
担当した宮澤さん本人も「あれ?資料の床面積の数字、間違っていたかな?」と再計算したほどでした(笑)。
まだお子さん達が小さく、ダイニングテーブルなどの背の高い家具を使っていないため圧迫感を与えるものがないのも理由ですが、
それでも延床面積35坪以下とは思えないゆとりを感じます。
職場で出会ったお二人は、第一子の娘さんが生まれた後も奥様の産休&育休を経て共働きの生活を続けています。
ご主人
「料理は難しいことはしないですが、僕のほうがしているかもしれません。」
奥様
「一人目の妊娠中、切迫早産で安静にしていたので必要に迫られてそうなりました
。私が育休から復帰してからも、早く帰宅したほうが夕飯を作るという感じです。」
その他の家事でも息のあった連携プレーで協力しているそう。
ご主人
「洗濯機は、夜に僕が回します。乾燥機も使っていますが、室内干しもしています。」
奥様
「朝、リビングに乾いた洗濯物がまとめられていたら、それを私が畳んだり仕舞ったり。」
家事の分担を平等に、と思ってはいてもなかなか難しいもの。
お二人とも一人暮らし経験で鍛えられたなど、もともと家事力が高かったのでしょうか?
ご主人
「一人暮らしの経験は無いです。なんでできるのか?…うーん、なんでだろう…(笑)。」
奥様
「私は一人暮らしの経験があるけど、夫の家事に口出ししたりはしないですね。
むしろ“ゴミの分別が違うよ”とか、注意されることがあるくらいです(笑)。」
インタビュー中も終始リラックスした雰囲気のお二人は「こうであらねばならぬ」にこだわらず、
自分たちらしい生活スタイルを臨機応変に作っているようです。
取材にうかがったのは、気温30℃という5月と思えないほど暑い日。
家に招き入れていただいたときに、すぅっと涼しさを感じました。
岩村建設 宮澤さん
「信州は涼しかったので、家の暑さ対策は今まであまり話題にならなかったんです。
でも、ここ数年、暑い夏が続いていますよね。
高断熱なら外の暑さもシャットアウトされて家の中には伝わりません。
窓も暑い外気が入ってきてしまうので開けないでほしいです。
空気がこもるのでは?と気になると思いますが、換気システムがあるから大丈夫。
外出するときは、カーテンを締めて日光を入れなければ完璧です。
“あっつーい!”と帰宅して、玄関を開けたとき、涼しくてホッとしますよ。」
取材中も窓は締めたままでしたが、空気が澱んだ感じはありません。
また、2階に暑い空気がこもっていることもありませんでした。
ちなみに冬はいかがでしたか?
ご主人
「冬は暖かかったです。
“エアコン一台で家中暖める”というのを、実は信じていなかったんですが(笑)、本当でした。
床も冷たくなかったし、窓ガラスの結露もなかったです。」
寒さが厳しい信州では、ついつい冬の暖かさばかりに気が取られがちですが、
健康維持や省エネのためにも、夏の暑さに備えているのは安心ですね。
お二人でキッチンメーカーのショールームで選んだシステムキッチン。
作業台の高さは夫婦二人が使える高さを実際に確かめて決めたそうです。
お二人
「ごく標準的なものを選びました。
ただ、“換気扇は掃除がラクなものを“とショールームできいて選んでいます(笑)。」
キッチン奥、コンロの隣には勝手口もありました。
奥様
「ここから庭に出られます。今はまだ庭づくりをする余裕はないですけど。
いずれ、何かを育てたり、子どもと遊んだりできるのが楽しみです。」
リビング横には和室。お昼寝、遊び、など床に直接いることが多い子育て中に重宝するので希望したそうです。
普段はリビングとの仕切りは開けて一体の空間として使われているので、1階は広くゆったり感じます。
奥様
「今は生まれたばかりの子供と二人で布団を敷いてここに寝ています。
子供が赤ちゃんのうちは、布団が安心です。」
また和室には押入れがあり、季節外の大物を収納しているそうです。
その横の床の間も同じ奥行きがあるので、雛人形や五月人形などの季節の飾り物を飾ることができます。
キッチン横には脱衣洗面所とお風呂がありました。
脱衣洗面所は広々として、容量の大きいタイプの洗濯乾燥機があっても圧迫感はありません。
扉なしの収納棚もふんだんにあって、衣類や消耗品等をわかりやすく収納できます。
岩村建設 宮澤さん
「洗面所は手前にしていて、カーテンをつければ脱衣所と区切ることもできます。
いずれお子さんが大きくなってきて、家族の生活時間帯がさまざまになってきたときも大丈夫ですよ。」
リビングのTVボードの裏には、奥様の小さな書斎があります。
壁面くりぬきの書棚は、大工さんと現場監督、そして奥様がサイズを決めました。
奥様
「家にある本を現場に持って行って“これが入るものをお願いします”とお願いしました。現場で本のサイズを測ったり(笑)。」
今は奥様のための書斎ですが、階段下の「秘密基地」のようなわくわくする場所は、いずれお子さんたちのお気に入りにもなりそうです。
階段ホールには室内干しのポール。
時間や天気を気にせず洗濯物ができるので、共働き家庭には必須ですね。
風にとばされる心配も無いのでクローゼットで使っているハンガーで干せば、そのままクローゼットにしまうことも出来ます。
そして、ここもまた「本当にこの資料の床面積の数字はあってますか?」と宮澤さんに確認してしまったほど広く感じられます。
壁にはカウンターデスクが作り付けられて、洗濯物をたたむときなどにも役立ちそう。
岩村建設 宮澤さん
「これは一般的な机と同じ高さにしているので、勉強机としても使えますよ。
コンセントもついているから、パソコンやデスクライトの電源も取れます。」
ご主人
「今はしていないですけど、いずれ家で仕事の資料を広げたりするときに使えそうだなと思っています。」
2階ホールにはお楽しみも。
壁に“背比べの柱”がつけられていました。
ここには今、娘さんの背たけが一つだけ書き込まれています。
この後、お子さんたちがすくすくと育ち、たくさんの背丈が刻まれていくことでしょう。
今は小さなお子さんも一緒に寝ているため、床に近い寝具を使われていますが、
窓やコンセント等はいずれベッドを置くことを前提に配置されていました。
バルコニーに面した掃出し窓もあり、布団干しの動線も最短です。
お二人
「2階バルコニーには洗濯物は干さないので、布団を干せれば十分、とリクエストしました。」
忙しい毎日だけど、さっぱりした寝具で眠りたい。
お日様がでていれば寝室の窓を開けてさっと布団干しができる、この気楽さがあれば叶いそうです。
またまた「広い!」と感嘆してしまった子ども部屋は、将来2つの部屋にわけることができます。
あらかじめオープンクローゼットがつけられていたり、カーテンを使い分けたりしており準備万端です。
でもまだまだ小さいお子さんたちがこの部屋を使うのは数年先になりそう。
部屋を分ける前は、この広い空間を使ってお子さんたちが思いもつかない遊びをしそうですね(笑)。
実は取材にうかがったのは、奥様が第二子を出産してまだ一ヶ月経っていない日でした。
そんな多忙な中にもかかわらず、お二人は終始ずっとリラックスされていました。
(人見知りする年頃の娘さんは、ずっとパパに抱きついていましたが…(笑))
お二人は最初に自分たちが共働きであること、家事と育児をイーブンに担っていくことを伝えて家造りをスタートしたそうです。
一見して目立つような仕掛けはありませんが、家事動線と収納のメリハリで、
スムーズに協力できるように小さな工夫が重ねられていました。
奥様はこの後、育休を経てフルタイムに復帰する予定とのことですが
、協力しあうご両親の背中を見て、お子さんたちも人を尊重することや家事力も自然に学んでいくのだろうな…
そんなふうに思える、素敵なご家族と住まいでした。